「頼むから… オレを困らせないで くれよ…!!」 「…ッ!!」 あたし… 晴の重荷になってるの…? 「…! はは、あははッ! そっか…うん。 そーだよね! あたし晴を 困らせなくないし! 晴を信じて… 待ってるからね!」 「小夏…」 奥歯をグッと噛んで 涙を閉じこめ なるべく笑顔で言った。 「…おう。 待ってろ」 「うん! じゃ…じゃあね!」 サッと背を向けて 部屋を出た。