「晴?」 「オレ、全然だめだな」 悲しそうに笑う晴。 「オレあの日兄貴に 誓ったのに。 小夏を絶対 幸せにするッて。 なのにオレだけの 勝手な気持ちで 頭いっぱいに なっちまって 小夏の気持ち ちゃんと考えられなくて 結局小夏を泣かせた…。 あげくの果てには 料理まで間違えるなんて こんなんじゃ 兄貴に怒られちまう」 そしてゆっくり、 でもしっかりと 顔を上げた彼の顔は 真剣そのものだった。 そしてその瞳は 何かを決意したような… 強い光を放っていた。