「勝手に人の部屋入って 掃除だあ? そーゆうのありがた迷惑 ッつーんだよ」 「ご、ごめん…」 "迷惑" その言葉が何度も 頭でこだまする。 「ごめんで済むことじゃ ねえんだよ!! このトロフィーはな! 今ではもう2度と 会えないオレの親友と! 一緒に勝ち取った 優勝を記念した トロフィーなんだよ! その証にあいつに サインしてもらった ものなんだよ! この世に1つしかない トロフィーなんだよ!」