「うわあッ!?」 がしゃん! え?がしゃん…? 「お前…」 「あ…ッと、これは…」 下には無惨になった 優勝トロフィー。 後ろには風呂上がりの晴。 「何…やってんだよ」 「…ちょっと掃除を」 「掃除?」 「う、うん。 掃除してたら 落としちゃって… ごめん…」 晴の声がいつもより 低くて冷たくて 視線が鋭くて 泣きそうになって 下を向いてしまう。