コンコン 「風さん?」 コンコン 「おい風!」 いくらノックしても 呼びかけても 返事はない。 ガチャ... 「あ、あいてる...」 「めんどくせえな! もう入っちまおうぜ。 風入るぞ!」 「あ!ちょっと!」 あたしたちが 中に入り 電気をつけると そこには生活感のない ただの空き部屋が 広がっていた。 「え...!?」