男 友 達



そっか。
もしかしたら、ケンタは夜に、電話してくれてたかも知れないよね。


でも、あんなの見ちゃったら、電話くれても何話していいか分からなかったと思うけど…


「私さ…やっと分かったんだ…

ケンタが好きだって事…」

私はユカに言った。


ユカは、

「アオ、超鈍感!

やっと気付いたの?」

って、背中をポンポンと叩きながら、笑った。


「ねぇ、今日、ケンタの様子どうだった…?」

私が聞くと、

「え?…あぁ、そういえば…」

ユカが続ける。

「ケンタ、今日来てなかったよ」


え?なんで?
なんで休んでるの?