長い夜が明けて…

私は鏡を覗き込んで、
呟いた。


「ひっどい顔…――」

誰?って思う位のヒドさ。

泣き腫らした目、
真っ赤になった鼻…
目の下には、
くまができていた。

一睡も出来なかったので、顔色は青かった。


どこから見ても病人だよね…。


私は、学校を休む事にした。

今日は、とても行く気分になれなかった。


ケンタに会って、どんな顔をすればいいのか…

わからなかったんだ…