ユカは、葵と気が合ってるのか、いつも一緒だけど、 俺はなんでもズケズケと口に出すユカは、 かなり…苦手だ。 タクミも、ユカとは長い付き合いだけど、 なんで付き合う事になったのか、 詳しくは、聞いてない。 「分かったよ。 マジで近いうちに、 アイツに、話すよ…」 タクミはやっとか、なんて言いながら、 笑った。 俺は、ずっとアイツと、友達のままなんて、 イヤだから。 俺は、春の桜の花びらを見つめながら、 そう、決意したんだ。