しばらくして目が覚めたアイツに、思わず説教してしまった。 苦しそうな息遣いで、高校受験への不安を語るアイツ。 心配しなくても、お前受かるって。 お前がここんとこ毎日欠伸ばっかしてんのも、 毎日まっすぐ家に帰って、メールの返事が遅かったりするのも、 真面目に勉強してるからだろ? だからつい、本音が口から飛び出してしまったんだ。 「お前、絶対受かるから、 俺が保証するから。 だから… 志望校のランク下げるなよ…?」