すごく嫌な予感がして、まさかと思い直す。 ケンタが選んだ人だもの、悪い人なわけない。 浮気なんて…するわけないじゃない。 歩いて行く二人から少し離れて、私と佐々木君がつけてるみたいになってしまった。 「ちょっ…なにやってんだよ…あの女…!」 佐々木君が声を荒げたのに驚いて隣を見る。 前の二人にくぎづけになっている佐々木君の視線をたどる。 そして言葉を失った。 私の目に飛び込んで来たのは、 加奈さんと、男の人が、手を繋いでいる姿だった…。