男 友 達


「え?…いいって!」

「遠慮すんなって。
マジで遅刻するぞ!
ほらッ」


なんか緊張しちゃうけど、友達だったら別におかしいことじゃないのか。

でも私的には遠慮したい。


私、重いから。
あぁ、もっと痩せてたら良かったな…。


無理矢理に乗っけられて、ケンタの背中を見ながら、桜並木を駆け抜けた。


「俺の言った通りになったろ?」