「…」 二人の間には沈黙が流れる。 私は自分の感情を抑えて口を開いた。 「…私、寝不足で調子悪いんだ。 だから、ちょっとサボるね」 ケンタは少しの沈黙の後、私から少し離れた場所に腰を下ろす。 「…じゃあ俺も」 どうして…? 最近、全然話さなかったのに。 ケンタには彼女が出来たのに。 そばにいるのは辛いのに…。 私は泣かないように無理して笑う。