「結構、危ないんだよね…私、落ちるかも知れない…」 凹み気味に呟いた。 ケンタはため息をついた。 「最近ちゃんと寝てねぇだろ? 勉強してるのは分かるけど… 徹夜したって、詰め込み過ぎて頭に入んないぞ?」 う…何も言い返せない。 最近、勉強ばっかしてたから…。 「そうだね…」 でも、絶対受かりたいんだもん… 西高… ケンタも志望校同じだから… って、何考えてんの!?私? 熱に浮かされて、だいぶ頭おかしくなってるみたいだ!