緩やかな時間…―


隣で空を見上げるコイツは何を考えてるんだろ?


「そろそろ帰るか」


「そうだね、約束あるし」

起き上がり荷物を手に歩こうとしたあたしに手を伸ばす。


「…」


「芝生ついてる」


髪についていた芝生を見せると歩き出した。


散歩してるカップルや子供連れの家族とすれ違う。


肩車をしてもらって喜んでいる子供を見ていた。


「肩車して欲しい?」


「その細い体が折れちゃうよ?」


「じゃぁ…手、繋ぐ?」


そう言って手を差し出した。