雪がちらつくと同時に年が明けた。

この日ユキネはハナに誘われ渋々初詣でに来ていた。

『ねぇ、ユキネはさっき何をお願い事してたの?』

神社の階段を降りながら、ハナはユキネに尋ねた。

『秘密』

ユキネは素っ気なく答えた。

『えー、どうして!!教えてくれても良いじゃんか!!』

『やーだ』

『もう、ケチ!!あたしはね、早くレイナみたいな歌手になれる事と、ユキネとずっと友達でいられることをお願いしたんだ』

ハナは笑顔で言った。

『バーカ、お願い事を言っちゃったら叶わないぞ』

ユキネは素っ気なく言った。

『えー!!そうなの!?ウソー!!どうしよう…本当に叶わないのかな?ねぇ、ユキネってば!!』

ハナはさっさと前を歩くユキネに言った。

『知ーらない』

ユキネは冷たい感じで言った。

そんな二人が話してる所に5、6人の不良少女が現れた。