ミュージック・ラブ2〜夜空の下のスノードロップ〜

『ユキネー!!』

『頑張れー!!』

そんなユキネの姿を見た客席からは、そんな声がちらほら聞こえだした。

『ユキネ…頑張れ…』

病室でラジオを聴いているユキネの母親も、病室のベッドの上から応援した。

『ユキネ…』

リムジンの中でラジオを聴いている埼京もユキネを応援した。

『頑張れ』

レインボーミュージックの社長室でラジオを聴いていた、小林誠吾もユキネを応援した。

タクシー運転手、大工、ショップ店員とその客、学生、記者、ビジネスマン…このライブをラジオで聴いていた人々みんなが、ユキネを応援した。

頑張れって声援を送った。

そして会場では、涙を流すユキネへの声援はどんどん大きくなっていた。

シュンは涙を拭い、ユキネに歩み寄った。

『ユキネ聞こえるだろ?みんながお前に声援を送ってくれてる…歌うぞ!!みんなの気持ちに答えるぞ』

シュンはそれだけ言って、持ち場に戻りまたギターを始めから弾き始めた。