そんなStarlet87が日本に凱旋帰国したのだった。

ユキネとシュンの二人が空港に着くと、空港のロビーで里菜が二人を待っていた。

『おかえり二人とも』

里菜は元気そうな二人の姿を確認するなり微笑んだ。

『よっ、里菜。お迎えご苦労だな』

シュンは懐かしそうに里菜の顔を見た。

『相変わらずオバさんだな』

ユキネは里菜を見て素っ気なく言った。

『ふふふ、ユキネも相変わらず変わってないわね』

里菜は、ユキネが何も変わっていなくて嬉しかった。

『二人共頑張ったわね。今日本でもStarlet87はスゴイ人気よ。あたし3枚もCD買ってあげたわよ』

『3枚も買ってくれたのか!?里菜サンキュー』

シュンは喜んだ。

『3枚もCD買う金あるなら、エステ行く足しにしてシワを減らしてきたらよかったのにな』

ユキネは素っ気なく言った。