『サンキュー、やっとユキネの夢を叶えてやれるよ』

シュンは笑顔で言った。

『あ、そうだシュン。今度ユキネのお祝いパーティーしてあげるから、ユキネを店に連れてきなさいよ』

『あ、本当に!?ユキネの奴も喜ぶよ。あっ、悪い里菜…キャッチが入ったから、電話切るわ』

『あら、そう。じゃあまたねシュン』

里菜はそう言って電話を切った。

シュンはキャッチに出た。

『はい、シュンです』

『シュンか…』

『あ、その声は小林さん。どうしたんですか?』

電話の相手は小林誠吾だった。

『シュン…今さっき事務所に電話があった。ユキネが…ユキネが逮捕された…』

『えっ…』

小林誠吾のその言葉に、シュンは驚き心臓が張り裂けそうだった。

『小林さん。ど、どうして…どうしてユキネが…』

『警察の話によれば、女子高生を殴ったらしい…理由はわからないんだが』

小林誠吾はユキネが心配そうだった。