『えっ!?それは…えーっと…すぐに違う料理と交換さしていただきます』

ハナはそう言って、料理を下げようとお皿を持ち、その場を離れようとした。

ハナが離れようとした時、キョウコがワザと足を伸ばし、ハナの足を引っ掛けた。

キョウコの足に引っ掛かったハナは転んでしまい、お皿が割れ、ランチについていたスープが隣のサラリーマンのスーツにかかった。

お皿が割れる音を聞いた店長がその場にかけつけた。

『何やってるんだー!!何枚皿を割れば気が済むんだ!!』

店長は転んで床の上に座っているハナに怒鳴った。

『すみません…』

ハナは泣きべそをかきながら謝った。

『どうしてくれるんだ!!これから大切な接待があるのに、スーツを汚しやがって!!ふざけるな!!』

スーツを汚されたサラリーマンもハナを怒鳴った。

『すみません…』

ハナはただ謝るしか出来なかった。