『お、おい…何だよいきなり!!』

ユキネは戸惑った。

『何かあったのかハナ?』

『…ううん。ユキネに会えて嬉しいんだ』

『はあ?しょっちゅう会ってるだろ?』

『うん…そうだけど…』

『…変な奴』

ユキネは訳がわからなかった。

『ねぇ、ユキネ。今からどっか遊びに行こ』

『えっ?でもお前学校は?』

ユキネはハナに尋ねた。

『学校は良いんだ…そんなの気にしないで。カラオケでも行こうよ』

『ああ…』

ユキネはハナに連れられカラオケに行き、その後ゲーセンに行き、そしてファミレスのドリンクバーを利用し、同じ時間を楽しんだ。

『…ったく、結局今日一日ハナに付き合わされたな』

ユキネは軽くため息をついた。

『お陰で今日一日楽しかったよユキネ、ありがとう』

ハナは笑顔で言った。

『まあ、あたしも楽しかったしな…』

ユキネもハナに笑いかけた。