「あっ、えーと、大丈夫……です。」 俺は一瞬敬語を忘れかけ、最後に[です]を付け足した。 「よかった…」 男はさらに目を垂れさせ微笑んだ。 そんな彼を見ると、氷のような心が溶けていく感覚がした。 ていうか俺 まだ"生きてる"んや 「フィリアも来なさい。」 赤瞳の天使…じゃなくて、女の子が彼の方に歩いていく。