ラフ・メイカー

「みんな!!」
 
ベルは背負っていたピントをポトッと地面に置いて、孤児院にむかって走りだした。
 
「ベルさん!!」
 
「うにゃむにゃ……あれ?ここは…」
 
寝呆け眼なピント。
 
それを放っておいて、ウルフは、走りだしたベルを後ろから追い掛けていく。