はぁはぁ まさか、また走るハメになるなんて……。 それより! 「先生、大丈夫ですか!?」 少し頬が赤くなっている。 「ああ……大丈夫だ」 よかったぁ…… 「すいません。私のせいで先生に傷を負わせてしまって!」 「まったく、君は……」 先生がため息をつく。 「夜道を女の子が一人で歩いたら危険だということがわからないのか」 うぅ…… 怒られちゃった…… 「でも…君が無事なら、それでいい」 そう言って、先生が少し笑った。 わぁ…… 今まで見たことがなかった、先生の笑顔…… 優しい表情……