「矢田先生。一人で自分の世界に入らないで下さい!
あたしが独り言いってるみたいじゃないですか!」


境先生は小声でそう訴える。


私はため息をつきながら境先生を見る。


相変わらず元気だよな。


「あー! あたしの顔見てため息ついた。ひどーい」


「あまり言ってると豊川先生に怒られますよ」


小声で言いながらさっき私が怒られた少し年配の女性を目で見る。


私の言葉にゔっと黙りこむ境先生。



そこから少したって19時頃会議は終わった。