お爺ちゃんが亡くなったのはまだ寒い冬だった。

お爺ちゃんっこだった私は、寂しさと大切な人を亡くした辛さで心が何だか空っぽだった。

葬式も終わり、親戚が集まり食事の用意をする居間から‥お爺ちゃんと私の特等席の縁側へと移動した。

いつも目線を向ければ私に笑い掛けてくれるお爺ちゃんがいる気がして、また涙が出そうだった‥。