貴「屋上でコレを見つけた」


そう言って貴斗は手に持っていた物を
机においた


渚「コレって盗聴器?」


貴「あぁ・・・
 これで伊織が俺たちの話を聞いて
 早退していったんだったら話が合う」


蓮「でも 伊織が仕掛けたって
 決まった訳じゃないだろ」


貴「だが タイミングがよすぎる」


渚「そうだね 
 もしその盗聴器をしかけたのが
 伊織で青蘭なら今頃転校でもする
 準備を整えてるはずだ」


蓮「嘘だろっ
 伊織転校しちゃうのか?!」


貴「落ち着けっ
 渚が言った話はあくまで予想だ」


蓮「でも その予想が当たってたら
 俺たちのせいで転校しちゃうかも
 しんないんだろ?」


バンッと机をたたいて蓮が言った