「マネージャー」




眩しい日差し



汗ばむ肌


日に日に黒くなるあなた




左の足首に巻かれたミサンガ



誰からもらったの?





もう2年間

一緒にいるね




近いような遠いような不思議な距離のあなた



練習の後の

レモン水



嬉しそうに飲むあなた



誰のためでもなく

あなたのため




たくさんの部員の中で

特別あなたが愛しいよ





すぐ近くにいて

けがをした左足を

テーピングする私



触れられるのに

心は遠い



私はただのマネージャー



この左足のミサンガ


誰かの想いが詰まってる




誰なの

誰なの



あなたの心

掴む人は誰なの




近いようで遠いあなた