「夢っ!!」 何かを決心したように翔先輩は顔を上げた。 「幼なじみの俺と最近知り合ったばっかのこいつ、どっちが大事だよ」 ビシッと指を差しながら尋ねる。 いきなりその質問かよ。 自分で地雷踏んでるよ。 そんなのこの先輩なら……… 「藤くんっ」 って答えるに決まってるだろ。 きょとんと答えた夢先輩とは反対に、ショックでその場に座り込んでしまった翔先輩。 「翔先輩って意外と変な人だな」 っと草汰が俺に耳打ちした。 ……お前には言われたくない台詞だよ。 面倒なので心の中でツッコんどいた。