「すいません。大丈夫ッスか?」 かがんで少女を見る。 ぴくりとも動かない。 大丈夫かよ。 落ちても起きねえし。 焦って来て誰か呼びに行こうと立ち上がりかけたその時、 ガシッ。 ひいっ。 腕を掴まれた。 そのまま少女はゆっくり起き上がる。 上半身が起き上がり、顔が上がる。 ……目が合った。 まだ寝ぼけているのか目を合わせたまま無言のままだ。 「……」 腕は掴まれたまま。 この空気、どうすりゃいいんだ。 「あの……」 「かっこいい」