3年生の教室は3階。 途中で立ち止まりもせずに、一気に階段を駆け上ったあたしの息は、もう絶え絶え。 後ろから『待って!』なんて叫んでも、先輩まっしぐらの真由の耳には届いていないみたいだ。 三年生の階は、なんだか別の空気が流れているような気がした。 一年生とは違って、さすが大人。 体のつくりから全く違う。 男子なんて、もうガッチリ筋肉がつくられていて見ていてとても頼もしかった。