木壱君が入部して何日かたった。





老いぼれ部長と呼ばれることも、言葉を交わすことも、あの日以来なくなっていた。






それはそれで、いいんだけど…





いいいんだけど、さ…






彼の部活に対しての不満がかなりたまっているようで…





傍から見ていて、すんごくイライラしているのがわかる。







話しかけようとしても逃げるし…嫌われたかなー?



まあ、いいや。





そんなのんきなことを考えながら、私は職員室からの道を歩いていた。









今日、木壱君の不満が爆発するとは知らずに…








遥「今月にある大会にうちは出ません!!!」












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