ショート・ミステリーズ!短編集その2

三津子へ。

もうすぐ君は
30歳になる。
そして、僕と結婚して
5年が経つことに
なる。

君は覚えているかな?
僕がバーで君に
プロポーズしたとき
お願い事をしたね。

『みつこだから
30歳のお祝いで
特別なことして
ほしいの。
わたしミステリーが
好きだから、
ミステリー風な
お祝いをやって』
って。

僕はちゃんと
覚えていたんだよ。