溶岩でできた洞窟の奥、死にそうなほどの暑さに耐えながら、僕は魔王を睨みつけた。 魔王メドナは不快な低い声で言う。 「どうやら、ここまでのようだな。勇者ライネスよ」 勇者ライネス、か。最近呼ばれ始めた僕の名だ。