ショート・ミステリーズ!短編集その2

「ぼうや、手伝ってくれてありがとう。あと、これは絶対に秘密だからね。人に言っちゃダメだよ」

「わかった」

バイバイと手を振り、僕はおじさんと別れました。


川に戻ると、ママが僕を叱りつけました。

「どこに行ってたのよ。心配したのよ」

「ごめんなさい」

おじさんとの約束を守り、森の精霊のことを黙っていました。