深いグリーン色とワインレッドのグラスを手にして、見入っていた。私には決定権はないが、意見を求められたので
「うん、いいんじゃない」と答えて時計を見る。
値段、色、形のバランスが伊沙子さんの選択の基準である。これを見越して、店員さんは色々と見せてくれる。
「あら、これもいいわね」と目移りする。
「これとこれ、どっちがいい」
「うん、色はこちらの方がいいんじゃない」
「そうね」
伊沙子さんは、普段の買い物と同じように決めかねている。添乗員さんが少し離れたところで、その様子を見ていた。どうやら伊沙子さんは、要注意人物のようである。
「ほら、制限時間は後十分だよ」
伊沙子さんに注意を促す。これも、私の重要な役目である。
「じゃ、これにするわ」
やっと決まった。包装をしてもらい、精算してぎりぎりの時間であった。これも、永年積み重ねてきた経験のなせる業である。勿論、伊沙子さんを主人公にした店内での撮影はした。伊沙子さんの後から、二人ほどバスに乗り込んで発車した。バスはテーヴェレ川に沿って走る。
「うん、いいんじゃない」と答えて時計を見る。
値段、色、形のバランスが伊沙子さんの選択の基準である。これを見越して、店員さんは色々と見せてくれる。
「あら、これもいいわね」と目移りする。
「これとこれ、どっちがいい」
「うん、色はこちらの方がいいんじゃない」
「そうね」
伊沙子さんは、普段の買い物と同じように決めかねている。添乗員さんが少し離れたところで、その様子を見ていた。どうやら伊沙子さんは、要注意人物のようである。
「ほら、制限時間は後十分だよ」
伊沙子さんに注意を促す。これも、私の重要な役目である。
「じゃ、これにするわ」
やっと決まった。包装をしてもらい、精算してぎりぎりの時間であった。これも、永年積み重ねてきた経験のなせる業である。勿論、伊沙子さんを主人公にした店内での撮影はした。伊沙子さんの後から、二人ほどバスに乗り込んで発車した。バスはテーヴェレ川に沿って走る。



