でも亜夜は、そんな俺に、



「…赤ちゃんが出来たの」



と、か細い声で呟くように言った。



一瞬、そう、その瞬間、



もしかして俺の子??ってね。



そう思った自分が惨めになるよ。



次の亜夜の言葉を聞くまでは、



俺はなんだかとても嬉しかったんだから。