アタシは物凄く感じてるよ。 幼い頃に感じた緊張とも 幼い頃に味わった痛みとも違う。 痺れる程の 熱くなる程の 胸のざわめき。 「やべ、なんか緊張するな?」 「はや……章嘉も?」 一緒だ。 なんか嬉しい。 「10年前には想像できなかったよな」 「……うん」 お互いの気持ちを確認し合う。 たったそれだけの事が あの頃にはできなかった。 ましてや手を繋ぐなんて…… 想像すらできなかった。 アタシ…… この手の温もりを離したくない。