外は真っ暗だった。 少し歩くと裕也の一歩後ろを歩いていた亜梨子が裕也のTシャツをちょっと掴んだ。 裕也はそれに気付き、亜梨子の手をTシャツから離した。 亜梨子はハッとした。 そして裕也は亜梨子の手を握った。 「大丈夫だよ。」