たとえ

それが何の変哲もない

ただの石ころでも


君といるだけで

ほら、なんか

まあるくて可愛いわ




たとえ

そこがタイムセールでごった返している

まるでおしくらまんじゅうでもしてるみたいな

スーパーマーケットでも


なんだか君との距離が縮む気がして

嬉しいの




たとえ

ここが何一つない

真っ暗な闇だとしても


君が手を繋いでてくれるから

ぜんぜん怖くないよ




ねえあたし

すごく幸せだわ



どこに居たって

すべてが素敵にみえるの



あたし、知ってるのよ?


それは

君という


素敵な魔法