部屋に入ったものの もちろん中には何もなくて それがなんだか悲しくて また涙が出てきた あんな男のために泣きたくないのに…… 「止まれ…!!止まれ……涙…止まれ!!!!」 顔を叩いて必死に涙を止めようと頑張ったけど 止めどなく流れ落ちてくる涙… 「本当に…大好きだった…」 ボソッと小さい声で囁いた 「誰が好きだったの?」 Σ!!!!!!!!!!!!