野球男子






「・・・・・・つれてってよ??」

「ん??」


「アタシを・・・甲子園に連れてって。」


アタシは坊主を見つめたまま視線をそらさない。


坊主もアタシを見つめたまま。


「おうっ!!」


坊主は幼い子供みたいに笑ってアタシの頭をクシャッと撫でた。



「絶対だからね??」



「この俺がおうって言ってんだから絶対に決まってんだろ!!」