「あれ。何やってんの??」 ぼ、坊主?? 「・・・なんかあった??」 坊主はアタシの異変に気づく。 「な、何でもないよ・・・!!」 坊主にはアタシが冬矢君に告られたこと・・・ 知られたくない。 「・・・??そうか。」 坊主は、アタシの横にあるベンチに座る。 「・・・うん。」 「・・・もうすぐ甲子園の予選だな。」 「・・・そうだね。」 「俺、絶対甲子園行くから。」 ドキッ… 夕日に照らされた坊主は、 いつもよりかっこよくて・・・ 思わず抱きしめそうになってしまった。