「………よ。」 後ろから声がする。 「あ……坊主…。お、おはよ……。」 「………だから坊主って言うなって。」 「坊主坊主坊主坊主~~!!何回でも言ってやるし~!!」 アタシはおもしろがってからかう。 「んだとー!?」 「あはは!!」 あの日から、アタシの中で坊主を見る目が変わった。 この前までは、ただウザくて、邪魔者だったけど、 今では、 なんかいい奴かもって思う。