「痛ってぇ…。」



坊主は起き上がると右手を抑えた。




「坊主…!!大丈夫なの!?」





「…穂波…。…だ、大丈夫だって!!軽くかすっただけだからよ!!
 大したことはねぇ…。んな顔すんな。」





坊主はそう笑ってアタシの頭をポンっと撫でた。



「ほ…ほんと??」




激突したように見えたけど…かすっただけなんだ…よかった…。





「デットボール!!」