なんとか7点で抑えて、チェンジになる。





ベンチに戻ってきた選手はみんな絶望的な目をしていた。







「み、みんな…!!まだ勝負は分からないよ…諦めちゃだめ…!!」






「…分からない…??この状況で??」







そう言ったのは…冬矢君だった。





「…俺らは甲子園を甘く見過ぎていた…。
 まさか…甲子園への壁が…こんなに厚いなんて…!!」




冬矢君は唇を噛みしめそう言った。