ドクン…


溢れそうな気持ちを必死に抑えようとしているアタシ。




「…返事はいつでもいいからよっ!!」


明るくふるまう坊主。


アタシは涙を浮かべながらコクっと頷いた。



「じゃあ…俺行くな!!…またあした!!」


そう言って、


坊主は屋上からおりていった。


「…ぐすっ…」



何で…



坊主…


「遅すぎるよぉ…。」