「ねぇ…木下華って子がね…」 アタシは静かに聞いた。 「木下華ぁ??って…あの美人の転校生か??」 ”美人の転校生” この言葉がアタシの心に突き刺さる。 ふんっ…どうせアタシは美人じゃないですよーだ…。 「そ、それで…その子からこれ預かったの!! …なんか、坊主に渡してくれって…。」 アタシは華の手紙を坊主に渡した。 きっとそれはラブレター。 ゴメンね… 華には悪いけど、 そんなの嫌。 アタシ、何でこんなことしてるんだろう…。