「ラッキー!!」




2番はそう笑って1塁へ進む。





「…ちっくしょ…!!」



坊主は強くボールを握りしめ、力の限りに投げる。




「ボール!!」



しかしまたもやボール。



「タ、タイム!!」



冬矢君が審判にそう言い、坊主に駆け寄る。




「洸っ…ちょっと落ちついて…。まだ1回だろ??」



「うっせーな…!!1回なのにホームラン打たれたんだぞ!?落ちついてられっかよ…!!」