「ねぇねぇ、一緒に来たやつ彼氏?付き合ってんの??」
「違います。。。迷いそうだったんで先に待ち合わせしたんです」
「ふーん、ねぇ、今度どっか行こうよ」
「、、、、、、彼氏いるんで」
「あいつとは待ち合わせしたのに??」
「、、、、、、、、、」
いかにも軽そうな彼は、いかにも出会い目的で飲み会に来たようで、散々しつこく話しかけられてうんざりだった。
隣のヒロが突然立ち上がったので、思わず服を掴んでどこ行くの?と聞いた。
絶対こいつ空いた席に座ってきそうだもん。
「ん?トイレ。、、、行く??」
「うん、行く」
普段ならもっと冷たくあしらったけど、エリさんが頑張って開いた飲み会だし、雰囲気壊したくない。
トイレについていくのを口実に私は席を立った。


