「……………、る……』 あの顔を思い出す度、今もまだ、胸の奥が溜まらなく苦しい。 「…おねぇちゃん?」 「ん?あ、ごめん…」 「なんか苦しそうだったよ?大丈夫?」 「うん、大丈夫。」 秋ちゃんのこと、思い出してたはずなのにな…。 「ねぇ、今日の夕飯は外へ食べに行こう?」 「え、夕飯も居座る気なの!?」 「もちろん!お姉ちゃんのおごりね♪」 …ちゃっかりしてる。 本当に妹だろうか。 あたしより頭がいいし、あたしよりしっかりしてるし。…あたしより、素直だし。 全然、似てないんだけど。